ここがポイント!低価格浴室リフォームをするコツ
浴室は毎日使うものなので妥協したくないところですが、こだわればこだわるほどリフォームの予算はかさんでしまいます。
一見相反する2つのニーズをかなえるためには、リフォーム業者を徹底的に吟味するのがポイント。ここでは費用面も仕上がりも満足できる業者を選ぶときのコツをご紹介します。
浴室は毎日使うものなので妥協したくないところですが、こだわればこだわるほどリフォームの予算はかさんでしまいます。
一見相反する2つのニーズをかなえるためには、リフォーム業者を徹底的に吟味するのがポイント。ここでは費用面も仕上がりも満足できる業者を選ぶときのコツをご紹介します。
浴室リフォームは使用する材料だけでなく、人件費や工期の長さなどによってトータル費用が決まります。たとえ同じリフォーム内容でも頼んだ業者によってかなりの差が生まれるので注意しましょう。
浴室リフォームの工期は短いものだと1~3日、長いものだと1ヶ月ほどかかると言われています。
ただ、経験や実績の浅い業者が工事をすると手際が悪く、無駄に日数がかかってしまうことがあります。工期が延びると人件費がかさんで費用が跳ね上がってしまうので、手際よく工事を終わらせてくれる実績豊富な業者を選ぶようにしましょう。
公式サイトを見れば実績年数やリフォーム実例などが掲載されていますので、ある程度の判断材料となります。
複数の業者に見積もりを依頼するのは手間がかかるのでつい省略してしまいがちですが、1社だけだと比較対象がなく、見積もり内容が妥当なのかどうか判断することができません。
特に初めて浴室リフォームをする人は値段の相場がわかりませんので、必ず複数のリフォーム業者から見積もりをとるようにしましょう。複数のリフォーム会社への見積もりをまとめて依頼できる便利なサービスもあるので上手に活用してみるとよいですね。
漠然としたイメージを形にするのは素人には難しく、あれもこれもと詰め込んだ結果、使い勝手が悪くて予算もオーバーしてしまった…なんて話はめずらしくありません。
提案力のある業者なら、ニーズを取り入れつつ、無駄のないリフォームプランを組み立ててくれるので、コストを抑えながら自分の夢をかなえることができます。
業者選びも、浴室のリフォームのコストを節約するために大切なことですが、そのほかにも低価格でリフォームを行うためのポイントがあります。以下では、低価格で浴室リフォームをするためのポイントをご紹介します。
浴室リフォームは工事項目が少ないため、会社ごとに大きな差が出ることはあまりありません。しかし、商品費用を安くした分だけ工事費を高く設定している場合や、見積もりの費用の中に必要な工事項目が入っていないこともあります。
特に水まわりが老朽化している場合には、給湯管や給水管の交換が必要になるかもしれません。そうした追加工事の必要性も踏まえて、範囲を確認することが必要です。また、項目の内容がわかりにくい場合には問い合わせをして、内容を把握しておきましょう。
浴室リフォームで価格を下げるためには、商品のグレードを下げることも大切です。メーカーやデザインにこだわらないのであれば、リフォーム会社に安いものを紹介してもらうのも良いでしょう。自分で選ぶ場合にも、メーカーや素材などの中から安いものを選ぶようにします。
オプション機能も浴室リフォームの価格を左右するものです。ショールームなどでオプション機能をチェックして、本当に必要なものだけを選ぶようにしましょう。不要なオプションを付けないことで価格を抑えられます。
自分でリフォーム作業ができる範囲は限られています。業者のコストを下げるために、無理な作業まで行うことはリスクが高いです。シャワーヘッドやタオルハンガーなどの交換、タイルでのデコレーション程度の小さなものに留め、水漏れリスクのあるような作業は業者に任せるようにしましょう。
浴室リフォームにかかる料金は要望や目的によって大幅に異なります。特にオーダーメイドの在来工法はこだわればこだわるほどコストがかさみますので、安くリフォームするためにも、どれくらいの金額でどこまでのリフォームができるかを把握しておきましょう。
ここでは参考例として、コスト別に浴室リフォームでできることをまとめてみました。住宅の状況やリフォームを依頼した業者などによって金額は変わってきますが、一つの目安としてぜひ判断材料に活用してみてください。
予算20万円以下となると大がかりなリフォームは望めませんが、浴室内にある設備を交換したり、老朽化した部分を一部補修したりすれば、より使い勝手のよい浴室に仕上げることができます。
水栓は浴室の中でも老朽化が速く、劣化し始めるとシャワーの出が悪くなったり、水漏れが起こったりします。最近の水栓はシャワーヘッドが標準で節水タイプになっているものが多いため、水栓一式を交換すると水漏れなどのトラブル予防と水の節約で一石二鳥です。
価格相場 | 3~4万円 |
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価格相場 | 約10~20万円 |
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タイルは経年劣化によって欠けや剥がれなどが起こりやすく、見た目の悪さはもちろん、場合によってはそこから水が漏れてしまうこともあります。 タイル貼り替えというと一気にすべてチェンジするイメージがありますが、実は壊れた部分のみ貼り替えるという一部補修もOK。全面改装より費用が抑えられてリーズナブルです。
床は将来のことを見越してバリアフリー化。床を上げて足元が冷えにくいサーモスタットタイプのタイルを敷けば、高齢になっても使いやすく安全なお風呂場になります。
予算が50万円までアップすると、バスタブの交換やユニットバスへの変更などやや大がかりなリフォームもできるようになります。
価格相場 | 30万円~40万円 |
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ユニットバスのリフォームというと総取り替えしなければいけないと思っている方も多いのですが、実際は老朽化してきたユニットバスのバスタブのみを交換するという方法もあります。
ユニットバスは古くなると湯垢がこびりつき、傷がついて汚くなりやすいもの。ひどい場合は漏水することもあるので、古くなったら浴槽だけでも交換しましょう。色を交換すれば浴室全体の雰囲気も変わって新鮮ですよ。
価格相場 | 浴槽交換30万円~40万円+ユニットバスの断熱リフォーム1m2あたり4,000円〜8,000円 |
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古い浴室はバスタブをはじめ、床や壁、天井などにも防寒対策が行われていない場合がほとんどです。今は保温性の高い浴槽が数多く出ていますし、床・壁・天井のすべてに断熱材を入れれば熱も逃げず、冬場でも快適なバスタイムを楽しめるようになります。
予算が100万円に上がると、間取りの変更や在来工法からユニットバスへの総取り替えなども可能になります。
価格相場 | 150万円以内 |
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浴室のスペースは限られているので、バスタブのサイズを大きくするのは不可能と思われがちですが、家の状況によってはユニットバスと間仕切り壁の間に余分なスペースが空いている場合があります。その場合、隙間を有効活用することで一回り大きなサイズのバスタブに取り替えることもできます。隙間が空いているかどうかは素人には判断できませんので、リフォーム業者に確認してもらうとよいでしょう。
価格相場 | 90万円〜120万円 |
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お風呂は毎日使うところなので、特に省エネ性や使い勝手にこだわりたい場所です。予算が100万円あれば、断熱性に優れた浴槽や省エネ性の高いシャワー設備などを備えたユニットバスに丸ごと変更することができます。
最近のユニットバスはバスタブの奥行きが広かったり、カビが生えやすいパッキンが少ないなど利便性にこだわったものが多いので、普段お風呂に入っていて不満が多い場合は思い切ってユニットバスごと変えてしまうのもおすすめです。
予算200万円ともなると、機能性だけでなくデザイン性にもこだわったリフォームが可能になります。また、工事自体の規模も大きくなり、増改築を伴ったリフォームもできるようになります。
価格相場 | 25万円~ (※養生費、商品代、設置工事、大工工事、電気工事、廃材処分費、諸経費などを含む費用相場) |
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最近は浴室の床にサーモタイルを入れて防寒対策をしているところが多いですが、浴室自体が冷え切っていると急激な温度差によって体調に異常を引き起こすヒートショック現象が起こりやすいといわれています。
浴室だけでなく洗面脱衣室にも暖房を入れ、ヒートショック対策を徹底しましょう。さらに建具も間口の広い引き戸を導入すれば、高齢になっても安全に使えるバスルームに早変わりです。
価格相場 | 90万円~205万円 【内訳】 ユニットバス全体を交換:50〜150万円 オプションでジェットバスを追加する費用が+15〜30万円 浴室の窓枠交換:25万円 |
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バスタイムをもっと快適に、リラックスできる空間にしたいと思ったら、新たに窓をつけて景観をよくしたり、ジェット噴流を入れたりするのもおすすめです。
ユニットバス全体を交換するリフォームの費用相場は50万円〜150万円、ジェットバスを追加する場合はオプション扱いとなり、プラス15万円~30万円ほどかかります。さらに、浴室n窓枠ごと交換工事が必要となる場合の費用相場は25万円程度になるため、トータル90万円~205万円程度かかると見越しておくとよいでしょう。
浴室リフォームの費用を抑えることは大事ですが、金額にばかり目を向けていると思わぬ落とし穴にはまってしまう可能性があります。
せっかくのリフォームで後悔しないためにも、以下に挙げる2点だけは妥協しないようにしましょう。
近年はリフォーム専門業者だけでなく、ホームセンターや不動産業者、さらには家電量販店までリフォーム業に参入してくるようになりました。なかには専門業者に頼むより安い価格でサービスを提供しているところもありますが、新規参入組だけあって実績や知識は豊富とは言いがたく、技術力や提案力には不安を感じてしまうところです。
また、こういった店の多くは窓口だけを担当していて、工事は下請けのリフォーム会社や工務店に任せるというパターンがほとんどです。最終的に専門業者が施工するのなら同じ…と思われるかもしれませんが、間に第三者を挟むと相互のコミュニケーションが希薄になり、こちらの要望が伝わらなかったり、プロから適切なアドバイスを受けることができなくなったりするので、最初からリフォーム専門業者に依頼したほうが無難でしょう。
リフォーム業者を選ぶときは複数から見積もりをとることをおすすめしましたが、このとき注意したいのは「安すぎる業者を選ばないこと」です。
リフォームの費用は業者ごとに異なりますが、一定の相場というものがあります。相場を大幅に超える業者は論外ですが、逆に相場よりずっと安いリフォーム会社も要注意。コストが安いぶん、仕事が雑だったり、職人さんの技術が低かったりすることがあります。
やり直しとなると、かえって費用がかさんでしまうので、相場と大きくかけ離れている業者は真っ先に候補から外してしまいましょう。
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