
費用で見る!トイレのリフォームメーカー選び
より理想的なトイレを手に入れるための水回りリフォーム方法とは
トイレリフォームを行ううえで知っておきたい「リフォーム会社ごとの費用」「プランニングのヒント」「メーカーごとの特徴」「リフォーム事例集」「リフォームQ&A」などの情報を掲載しています。
「トイレをリフォームしたい」、しかし「実際に何から始めれば良いのかわからない」という人も多いはず。そんなときには、経験者に聞くのがいちばんです。このカテゴリーでは、トイレリフォーム経験者の貴重な生の声を「事例集」として紹介。リフォームを成功させるための秘訣とは?これを読めば、もう迷うことはありません!
費用詳細 | |
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手すりの設備代金 | 1万5千円 |
手すり設置の工事費用 | 1万5千円 |
合計金額 | 3万円 |
5万円以内で行えるトイレリフォームは、トイレの中に手すりを設置するというものです。最近の住宅ではバリアフリー化が進んでいるので、新築時点からトイレに手すりがついている場合もあるでしょう。
トイレにつける手すりの位置は、便座に座ったときに自然と手が届く「右斜め前」であることが一般的です。便座に座るとき、便座から立ち上がるときに、無理なく掴める位置に設置することが大切なので、必ず実際に座ってみて確認してから設置しましょう。
様々な素材で作られた手すりが存在するので、その種類によって手すりの代金も変わってきます。また、トイレ全体を囲うような大きな手すりもあるので、設備自体の大きさによってもリフォーム費用は変動します。こちらの費用は、I型のシンプルな手すりを設置するリフォームを想定した費用です。
費用詳細 | |
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ウォッシュレット便座購入費用 | 6万円 |
ウォッシュレット便座の設置費用 | 2万円 |
合計金額 | 8万円 |
10万円以内で実現するトイレリフォームの例は、現在使っている便器をそのままにして、便座のみウォッシュレットにするというものです。ウォッシュレットの便座は約6万円とリーズナブルですが、温水洗浄機能の他に、脱臭機能、便座の暖房機能などもついており、便座を交換するだけでトイレの使い心地は飛躍的にアップするでしょう。
ウォッシュレット便座の設置費用も、約2万円と安く抑えられますが、トイレの中にコンセントがなかった場合は、コンセントを新設するための工事が必要です。コンセントの新設工事は2~4万円ほどとなっているため、コンセントを新しく設置する場合でも、工事費用によっては10万円以内で収まる可能性もあります。
どちらにしても大掛かりな工事ではないので、短時間の設置工事でリフォームが行え、トイレの快適さを大きく向上させることができる効率的なリフォームです。
費用詳細 | |
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手洗い器の購入費用 | 6万5千円 |
手洗い器設置の工事費用 | 3万5千円 |
合計金額 | 10万円 |
10万円前後で行えるトイレのリフォームは、トイレに新しく手洗い器を設置するというものです。トイレ用の手洗い器には様々なタイプのものがありますが、比較的小さくシンプルな手洗い器であれば、設置工事を含めて10万円以内でリフォームをすることができます。
従来の便器であれば、便器の上に手洗い器がついていたというものも多く見られましたが、現在ではタンクレスの便器も多くなってきているため、手洗い器を新設するリフォームの需要は増えているでしょう。もっと大きく本格的な手洗い器を設置したいというときでも、ほとんどの場合20万円以内で設置可能です。
トイレに手洗い器が付いていると、来客が使用した時にも洗面所に案内する必要がないため、生活感を見せたくない場合にも重宝します。トイレリフォームの中でも比較的簡単に行えるため、おすすめのリフォームです。
費用詳細 | |
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ウォッシュレット付き便器購入費用 | 15万円 |
手洗い器の購入費用 | 6万5千円 |
便器と手洗い器の設置・内装工事費用 | 23万円 |
合計金額 | 44万5千円 |
20万円からのリフォーム費用で実現するのは、便器を新しいものに交換して、手洗い器を新設、床やクロスを張替える内装の変更など、トイレ全体のリフォームです。このリフォームでは、使用する便器や手洗い器、内装材によって費用は大きく変わってきます。
こちらでは、ウォッシュレット付き便器を利用する前提で費用を算出していますが、もしタンクレス便器を使うとなると、便器の購入費用は25~27万円程度と少々高くなります。また、手洗い器を付けないという選択をすると、手洗い器の購入費用が必要なくなる他、設置のための工事費用も安くなるでしょう。
内装リフォームに必要な金額は、クッションフロアやクロスの張替えは2~4万円となりますが、床にフローリングを使用する場合や、壁に珪藻土を使用する場合は3~5万円程度です。タイルを使用するならば、5~10万円ほどが必要となります。
トイレリフォームを行う際には、費用相場や住宅環境による注意点を押さえておくことが大切です。毎日、家族が使うトイレは快適な環境にしたいものですが、リフォーム内容によっては費用が高額になることもあります。
便座交換は、安い価格帯のトイレリフォームです。既存のトイレに取り付けるだけなので、設置と機器のみの費用となります。便座には脱臭や暖房機能、ウォシュレットなどのプラスアルファの機能があり、どのような便座に交換するかによって費用相場は異なります。
普通便座の本体価格の相場は3,000円~5,000円、暖房便座の本体価格の相場は7,000円〜4万円、ウォシュレット付き便座の本体価格の相場は3万円〜20万円です。便座交換を依頼する際には、本体価格のほかに交換の工賃(相場は8,000円〜2万円)や保証等のオプション費用が加算されます。
便器は本体価格がピンキリとなっているため、交換する便器の種類により価格相場が大きく変わってきます。組み合わせトイレの本体価格の相場は2万円~4万円。一体型トイレの本体価格の相場は5万円から15万円。タンクレストイレの本体価格の相場は10万円〜20万円です。これらの費用に工賃(相場2万円~3万円)やその他リフォーム費用などが加算されます。
和式トイレや汲み取り式のトイレから洋式トイレに変える場合には、洋式から洋式への交換よりも高額になります。これは既存トイレ撤去と新しいトイレの設置に加えて、配管移設の水道工事、電気工事、床や壁の撤去などの基礎工事が必要となるためです。また汲み取り式からの変更では、一からトイレを設置するのと同程度の工事になります。
床や天井などは、汚れや黒ずみが付きやすいですが、リフォームでトイレのイメージを一新することが可能です。トイレの壁紙・床張り替え工事は、トイレの広さによって相場が変動します。1平方メートルあたりの価格相場は1,000円~2,000円程度。材質のグレードが高くなるにつれて費用も上がる仕組みです。張り替えの工賃相場は3万円~4万円(1畳~3畳程度目安)となっています。
マンションでトイレリフォームを行う場合、規制の問題に注意しましょう。賃貸では家主の許可が必要になることが多く、退去時には原状回復を求められるケースも少なくありません。そのため退去時のことを考えて、取り換え時に外した便座や金具などは保管しておきます。
また、規格の決まった集合住宅のトイレやバスルームは、自由にリフォームできたとしても大幅な工事が必要になることも多いです。トイレと浴室が一体型になったものは、リフォームの範囲も広がるため費用も高くなります。
トイレをリフォームするなら、専門業者にお願いするか自分で設置するかのどちらか。「できることならお金をかけたくない」という理由から、DIYをするような軽い気持ちでトイレを設置しようとする方も少なくありません。しかし、トイレの設置は重労働なうえ、思わぬトラブルを起こしやすいのです。ここでは、DIYによるトイレのリフォームで起こるトラブルと解決策をご紹介します。
専門業者なら1日以内で工事を終えてしまう便器の取り換え工事でも、自分で設置しようとすると2日以上かかってしまう場合も少なくありません。プロが1日以内に設置できるのは、毎日のように水道工事に携わっている専門業者だから。自分で設置する場合は、専門業者と比べてかなり時間がかかると考えておいた方が良いでしょう。
リスクが大きいトイレ本体の交換。失敗すると水漏れを起こしてしまいます。多少の水漏れであれば拭くだけですみますが、トイレのリフォームの場合、大量の水があふれてしまうことも。
自宅のトイレであれば、あふれた水で床が水浸しになり、建材を腐らせてしまうこともありますし、マンション・アパートの2階以上であれば、階下に被害が及び、賠償金を請求されてしまうケースも少なくありません。
安く済ませたいと思って自分でやった結果、家をリフォームしなければならなくなったり、多額の賠償金を支払わなければならなかったりするのでは、目も当てられませんね。
古いトイレから新しい便器に交換する場合、ウォシュレット機能付の便座に交換することもありますが、トイレ内に電源がなければ電気工事が必要。配線工事を素人が行うと感電してしまう危険性がありますので、絶対に行わないようにしましょう。
重労働で水漏れリスクがあり、配線工事をしなければならない場合もあるトイレのリフォーム。自分で行うのはとても困難です。便座を交換するといった簡単な作業だけなら自分でしても良いですが、そうではない場合、自分でトイレのリフォームを行うデメリットを考えれば、専門業者に頼む方が断然お得と言えます。
トイレは水周りの中でも家族、来客と多くの人が使用するものです。そのため、常にキレイに保ちたい場所ですが、リフォームでは安さも重要となります。快適な環境をより安く手に入れるための方法を知り、賢いトイレリフォームを目指しましょう。
トイレリフォームでは、「工事費用」とトイレなどの「機器の代金」で料金が決まります。一般的に工事費用はあまり変わらないため、商品の代金でリフォーム費用を調整するほうがやりやすいものです。まず、検討すべきは製品のグレードを下げることでしょう。また、たくさんのオプションをつけるのではなく、使用にあたって必要最低限の機能に抑えることで商品代金を下げることができます。
トイレリフォームを得意としているリフォーム業者を選ぶことで、商品代金を抑えることができる可能性があります。というのも、トイレリフォームに強い会社では、トイレ機器の大量仕入れなどで商品代金が割安になっていることがあるからです。
また、自社施工している業者は、下請けを使っている業者よりも中間コストを抑えられるため、費用が安い傾向にあります。
トイレリフォームを低予算で成功させるためには、業者選びが大切です。業者を選ぶ際には、複数のリフォーム会社から見積もりを取って、比較しましょう。同じ条件を提示して、いくつかの会社に見積もりをしてもらうことで費用の差が明らかになります。現地調査の時間調整や複数社との打ち合わせなど手間や時間はかかりますが、相場を知ることもできるので手を抜きたくない部分です。
トイレリフォームには施主支給で行う工事もあります。自分でトイレ本体を準備して、リフォーム業者に施工してもらうという方法です。トイレのサイズや品番、発注や仕入れ方法などが分かっている人には、コストを抑えるのに適した方法といえます。
ただし、この方法自体をリフォーム業者が受け付けていない場合や、トイレのサイズ違い、納期遅れなどでトラブルになることもあるので、知識がない人は避けたほうが良いでしょう。
トイレリフォームの費用の内訳は基本的に「本体価格」と「工事費」の2つ。トイレだけを変えるだけなら、トイレ本体価格が費用のほとんどを占めます。しかし、床・天井もセットで取り換える工事になると「オプション費用」もプラスに。それぞれがどんな費用なのか、詳しく見ておきましょう。
トイレ本体にもグレードが存在します。グレード高いほど機能性に優れ、低いほどシンプルに。本体価格はグレードにより左右されており、高機能なほど高額になります。
トイレ本体といっても、便座だけを交換する場合と、便座・便器をセットで交換する場合で価格が異なってくるので、注意しておきましょう。
今使っているトイレからどれくらい変更点があるかによって、工事費が変わります。
リフォーム会社によっては、標準工事が違ってくることも。例えば、床や壁の内装工事は一般的にオプションになっていますが、業者によってはセットになっていることもあります。
業者を選ぶときは、自分のトイレに何のリフォームが必要なのか把握したうえで、標準工事の内容を調べておくのがベストです。
トイレの本体価格以外の「工事費」として発生する主な費用は以下になります。
和式から洋式に変える工事やタンクが便器と別になっているトイレの工事は、給水位置を大きく変える必要があります。トイレリフォームにプラスして壁・天井のリフォームも必要になってくるのです。また、「引っ越してきたらトイレがボロボロだった」といったケースにもオプション工事を利用することがあります。
オプション工事は以下のようなものがあります。
タンクレス便器の大きなメリットは、トイレが広く使えることです。通常のタンクは奥行きがあまり取れませんが、タンクレス便器だとタンクがある便器より10cmも幅を多くとれるようになります。たかが10cmと思うかもしれませんが、トイレという空間の中では大きな差になるのです。
また、タンクが無いことで掃除もしやすくなります。便器の中だけでなく、トイレ周りも掃除では重要なポイント。でこぼこが多いタンクがある便器と違い、形がスッキリしている分掃除が楽になるのです。
デメリットとして挙げられるのは水圧です。タンクレス便器は水を貯めるタンクが無いため、水圧が低いと設置できない恐れがあるので設置の際は確認が必要になります。また、タンクレス便器は電気を使っているので停電の際には流すことができず、水を汲んで流さなければなりません。故障したときは部品交換ではなく、機能部分をすべて取り換える必要も出てきます。
タンク付き便器のメリットは水圧を気にせずに設置できることです。タンクレストイレではうまく流すことができないマンションの高層階にも対応しています。値段も比較的安いものが多く、故障の時にもその箇所の修理や交換のみで済むのです。手洗いのついた形もあるので、手洗いが置けないトイレスペースにも対応しています。
デメリットはやはり場所を取ってしまうこと。狭いトイレスペースだと身動きがとりづらくなる可能性があります。また、部品と部品の間にホコリが溜まりやすく、なかなか手が届かない場所もあるので掃除がしづらくなります。タンクに水を貯めて流す仕組みなので、一度水を流してしまうと再度使用するまでに時間を置かなければならないため、朝の混雑時には水量が足りなくなる場合があります。
収納一体型便器のメリットは、手洗いや収納などが一体化することで掃除もしやすく、すっきりとした空間が作れるところです。トイレ用品を収納内に収められるため、広く見せることができます。セットで販売されているので、カタログどおりのトイレを取り付けることが可能。手洗器の設置も既存の給排水を利用するので、大掛かりな給排水の工事も必要ありません。
大きなデメリットはコスト。デザインや収納にこだわることで、便器以外にキャビネットのコストがかかってしまうのです。また、タンクレスやタンク付きと比べて工事の期間が長くなってしまう恐れがあります。
トイレのリフォームは便器の交換だけでなく、壁紙や床、天井、収納スペース、照明など、内装をまるごと施工して、全体的に新しく使いやすい空間へと生まれ変わらせることができます。 しかし、注意しないと以前よりも使いにくく、イメージと違う仕上がりになって失敗するケースもあります。 トイレのリフォームにまつわる内装工事で気を付けたいポイントと注意点をまとめました。
狭いトイレでは、あまりに大きい便座を設置すると身動きするスペースがなくなり、かえって不便になってしまいます。最新型の設備が整った手洗いタンク付きの便器にした結果、狭くて手が洗いにくい、掃除がしにくいといった失敗をしないようにしましょう。 扉を閉めると圧迫感がある、男性が便器の前に立つスペースがないといったこともあるので、しっかり寸法を測ってシミュレーションしてみてください。
大きさを決める目安としては、床掃除の際にかがんで便器の後ろまで手が届くかどうか。大体は便座の先から壁まで50cmくらいは開けないと窮屈になりがちです。
トイレのリフォームは便器だけでなく、トイレットペーパー、手洗い、タオル掛け、収納などの付属品を変更する場合もあります。便器に座った時にトイレットペーパーを取りやすいか、手を洗った後にすぐにタオルで拭けるかどうか、収納は邪魔にならない位置で使いやすいかどうかも十分検討しましょう。
手洗いからタオル掛けまで距離があると、水滴が垂れてしまい湿気や汚れ、不快感の原因になります。タオル掛けなどはリフォームしてから配置を変えることも可能ですが、壁に跡が残ることが多いので見た目もよくありません。リフォーム前にあらかじめ動線をしっかり確認して、どこに何を配置したら良いかを考えておくことが大切です。
タンクレスにした場合などは、手洗いカウンターの設置が必要になってきます。特にトイレは家族以外にも使用する場合が多いので、清潔さもちろん、使いやすさにも配慮が大切です。
トイレの掃除用品や予備のトイレットペーパーなどは、トイレの床に直に置くのは衛生上も気になりますし、掃除の際に移動しなければならないので手間がかかります。 リフォームの際には、トイレの広さや便器の大きさを考慮して収納棚や収納庫を作るようにしましょう
トイレのリフォームでは、床材や壁紙の張り替えを一緒に行って、内装も新しくすることができます。注意したいのは、他の部屋と同じような床材や壁紙では水や汚れに弱く、湿気によってカビが発生する可能性があるということです。 トイレの内装には、トイレに合った床材や壁紙を選ぶようにしましょう。
トイレの床は水やアンモニアで汚れやすく湿度も高いので、耐水性のあるクッションフロアや、表面を特殊なフィルムでコーティングした床材、脱臭効果が高いトイレ用のセラミックタイルなどがおすすめです。セラミックタイルはカビ臭や独特なアンモニア臭の原因である雑菌を分解して、トイレの嫌な臭いを抑えてくれます。掃除のしやすさも考慮して、目地の少ない大きめのタイルやツルツルしたクッションフロアも人気です。
トイレの壁はスペースが狭くて触れることも多く、飛び散りなどによって汚れが付きやすいので、壁材に竹炭パウダーや珪藻土などを含んだ、消臭効果や調湿機能のある材料がおすすめです。狭いトイレでは、壁紙や天井を明るい色にすれば、開放感のある過ごしやすい空間になります。
トイレの照明は比較的暗いものが多いですが、トイレで本を読んだり日々の健康を確認するなどの目的がある場合は、ある程度の明るさが必要です。 どのくらいの明るさでどの程度見えるかも事前に確認しておきましょう。
トイレのリフォームにかかる費用は、便器の種類や床材、壁紙などのほか、業者によっても工事費に差がありますので、必ず複数の業者に見積もりを取るようにしましょう。 特に、古いトイレの撤去費用を後から請求されることのないよう、どこまでが費用に含まれるかきちんと確認してください。
賃貸物件の場合は必ず大家さんや管理会社の許可が必要になりますし、マンションのトイレではリフォームできることに制限があります。あくまで集合住宅なので、隣の住民だけでなく各階の住民にも気を配らなければなりません。
便器には「床下排水型」と「床上排水型」の2種類のタイプがあります。「床下排水型」は一般的な排水方式で、排水管が便器の下にあるので通常は見ることができません。「床上排水型」は便器の後ろから壁につながっていて、目視できるようになっています。 1戸建ての場合は「床下排水型」、マンションは「床上排水型」が一般的ですが、例外もあります。どちらの排水型かで使用できる便器も変わってきますので、リフォーム前には必ず確認しましょう。
温水洗浄便座などに取り換える場合は、電気を使用するためトイレ内に電源が必要になります。電源がない場合は、別途電気工事を行わなければならないので、その分の費用も必要になります。
トイレのリフォームには補助金が支払われる場合もあります。費用が多くかかりがちなバリアフリーのリフォームには「高齢者住宅改修費用助成制度」の利用が可能。他にもローン型減税や投資型減税を利用して、実質的に支払う額を抑えることができます。
水を流しただけでは残ってしまう汚れもあるので、黒ずみや赤カビが広がりにくい便器に変えましょう。次亜塩素酸を含む水が自動で除菌してくれるものは、ウォシュレットのノズルも清潔に保てるため、掃除の手間も軽減されます。
タンクの手洗いで手を洗ってからタオルで拭くまでの間、水滴を1滴もたらさずに移動することは難しいため、できれば手洗い場は別に設けたほうがよいでしょう。水滴が落ちるたびに拭くのも面倒、濡れている状態のまま放置しておくのも衛生的とはいえません。
質感などを気にしないのであれば、掃除をするうえでビニールクロスが効果的です。和紙のような素材のクロスもありますが、染み込んだ汚れは落ちません。特に幼稚園くらいまでの男の子はうまくトイレができないため、失敗して周囲の壁に飛び散ってしまうこともあります。また、ホコリが壁についたりすることを考えれば、拭くだけでキレイになるクロスを選ぶのがポイントです。
下水道なら神経質になる必要はありませんが、合併浄化槽を使用している地域では、強い塩素系の洗剤はおススメできません。それを使うと浄化槽の中の微生物が死滅して機能を果たせなくなるため、重曹やクエン酸・中性洗剤を中心に使ってください。
浄化槽の場合は、絶対に流せるシートやブラシを使ってはいけません。
下水道であっても、つまってしまうリスクがゼロではないため大量には使わないでください。
床の隅にはホコリが溜まりやすいため、奥から手前に拭きましょう。
一番汚れやすいのは便器の周辺なので、最後に汚れの強い場所を仕上げてください。
便器を掃除するときは、洗剤をつけ、その上にトイレットペーパーを当てて10分~15分程度放置しておきましょう。足りなければ、途中で洗剤を追加してください。
少し時間をおいたほうが汚れも浮き上がってくるため、それを流し終えてからブラシでこすります。トイレットペーパーを重ねすぎるとつまってしまうので、汚れが酷いときは数回に分けてください。
リフォームするなら知っておきたい自治体の補助金。市町村ごとに制度が違いますので、利用したい方は補助金があるかどうかを最寄りの市町村役場で確認すると良いでしょう。
上限20万円で改修費の8割から9割の給付が受けられる「高齢者住宅改修費用助成制度」。ご家族に介護保険の「要介護認定」か「要支援限定」を受けた方がいれば、給付が受けられることがあります。
給付を受けるためには、リフォームする前に事前申請が必要なので、担当のケアマネージャーに相談しましょう。
参照元:厚生労働省「居宅介護住宅改修費及び介護予防住宅改修費の支給について」
リフォームするなら覚えておきたい減税制度。しかし、条件を満たしていないと控除が受けられません。利用したい方は税理士などの専門家に相談すると良いでしょう。
リフォームで適用されることがある減税制度「住宅借入金等特別控除」は、自宅を大規模リフォームし、返済期間10年以上のローンを組んだ時などに利用できる制度。バリアフリーなどのリフォームで一定の基準を越えた場合に減税できます。
三世代が同居する家のリフォームで、返済期間5年以上のローンを組んだ場合、一定条件を満たせば最大5年間で62.5万円の減税ができる制度。「三世代で仲良く暮らしたい」と考えている人がリフォームする時に利用できる税制です。(※平成28年4月1日現在の法律です)
リフォーム費用を大きく左右する本体価格。トイレ本体は、TOTOやパナソニック、LIXILなどさまざまなメーカーが製造しています。それぞれが持っている技術で快適なトイレをつくっており、家主はリフォームの際に目移りしてしまいがちです。自分に必要な機能はどれなのか・本体価格は予算内に収まるのかを考えながら選びましょう。
トイレのイメージが強いTOTO。リフォームで快適な家づくりをする「リモデル」を推進しています。
「いつでも清潔なトイレ」を追及し、TOTO独自技術"きれい除菌水"を開発。陶器表面をナノレベルになめらかにした”セフィオンテクト”や、便器についた汚れを流れやすくする”トルネード洗浄”などが人気を集めています。お掃除しやすい点は主婦にとって嬉しいポイントです。
人気商品の料金目安 | |
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ピュアレストEX | 7万円程度(税不明)~ |
ネオレストRS | 38万円程度(税不明)~ |
レストパルL型 | 46万円程度(税不明)~ |
リフォーム事例集を無料で配布しているパナソニック。イメージが掴みやすいように、段取りや注意点をサイトで紹介しています。リフォームコンシェルジュの紹介も行っている業者です。
トイレのイメージが少ないパナソニックですが、「アラウーノ」シリーズが根強く人気を集めています。便座と便器が一体になっている「アラウーノS2」「L150シリーズ」、便座を選べる「New アラウーノV」が目玉商品です。水アカが付きにくい有機ガラスの”スゴピカ素材”、汚れを勢いよく流し切る”パワフル水流”などでお掃除しやすいトイレを実現しています。
人気商品の料金目安 | |
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アラウーノS2 | 18万円程度(税込み)〜 |
新型アラウーノ | 33万円程度(税込み)~ |
New アラウーノV | 22万円程度(税込み)~ |
「トイレかんたんナビ」で自分の家にぴったりな商品を提案してくれるLIXIL。
困りごとによって解決策をさまざま用意してくれています。たとえば「トイレの便器の開け閉めが面倒」という方には、全自動で便器のフタが開け閉めができる商品を提案。自分の悩み・家族の悩みを解決してくれるトイレがかんたんに見つかります。トイレ探しの手間を省きたい方におすすめです。
人気商品の料金目安 | |
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サティス | 60万円程度(税不明)~ |
アメージュZ | 19万円程度(税不明)~ |
プレアスLS/HS | 32万円程度(税不明)~ |
トイレは、家族だけでなくお客さんも使う場所。だからこそお客さんの目線に立ち、使い勝手の良さと清潔さを兼ね備えたトイレをつくりたいもの。そのためにも、プランニングに際してはお手入れのしやすさを重視しましょう。
「トイレと言えばTOTO!」……なのですが、ほかのメーカーも決して負けてはいません。パナソニックとLIXILのトイレの知られざる特徴を大公開。そして、TOTOのトイレがいちばん人気の理由とは?
「毎日のトイレ掃除は面倒・大変!」という人も多いはず。「トイレをリフォームすることによってお手入れが楽になった」という話をよく耳にしますが、本当のところはどうなのか?リフォーム事例で確認してみましょう。
トイレのリフォームにはどれくらいの費用と、どれくらいの工期がかかるのか?そして、トイレのバリアフリー対応にはどのような方法があるのか?誰もが知りたいトイレリフォームに関するあれこれをQ&Aでご紹介!
超高齢化社会と呼ばれて久しい現代日本では、高齢者が安全かつ快適に過ごせるよう、住宅をリフォームする人の割合が増えてきています。
リフォームにあたってはほとんどの世帯が水回りのリフォームを行う傾向にありますが、中でも注目したいのが高齢者を含む世帯のトイレリフォーム率の高さです。
愛知教育大学家政教育講座研究が、愛知県「わが家のリフォームコンクール」応募作品228サンプルを分析した(平成21年度41サンプル、平成22年度53サンプル、平成23年度43サンプル、平成24年度44サンプル、平成25年度47サンプル)のうち、221戸を対象に水回り設備のリフォーム箇所数の調査を行ったところ、高齢者を含む世帯ではトイレや浴室、台所、洗面所の4カ所を含むリフォーム率が8割を超えていたうえ、「トイレのみ」「トイレと台所」などトイレに焦点を絞った部分的なリフォームを行っている世帯も多いことが確認されています。
参照元:小川正光. 水野陽子.高齢者が居住する住宅のリフォーム実態とリフォーム前後におけるトイレの変化 ―愛知県「わが家のリフォームコンクール」応募作品をもとに―
高齢者を含む世帯のトイレリフォーム率が高い理由は大きくわけて2つあります。まず1つ目は老化にともなう排泄機能の衰えです。平成28年に行われた厚生労働省による国民生活基礎調査によると、60代以降、頻尿や尿の出にくさ、便秘といった排泄機能の不調を訴えている人が急増しています。
参照元:【PDF】厚生労働省|平成28年 国民生活基礎調査の概況
これらの症状を自覚している人はトイレに行く回数・トイレで過ごす時間ともに多い傾向にあるため、トイレに安全性・快適性を求める意識がトイレリフォーム率の高さに反映されているのでしょう。
そしてもう1つは高齢者によるトイレ事故の増加です。高齢者は家庭内での事故も多い傾向にありますが、国民生活センターの調べによると、その中にはトイレで事故が発生してしまったり、トイレに向かう際に転んでしまったり……などのトイレに関わる事故も多くなっています。
参照元:【PDF】独立行政法人国民生活センター|医療機関ネットワーク事業からみた家庭内事故 -高齢者編-(2010年12月~2012年12月末調査)
トイレそのものはもちろん、トイレから他の部屋への動線に問題がある場合、高齢者が事故に遭う確率が高くなるため、安全性に配慮してリフォームを検討する人が増えているようです。
一口にトイレリフォームといってもさまざまな種類がありますが、実際に高齢者世帯で行われたリフォームの統計を見ると、圧倒的に多いのはトイレと浴室が別々になっている「分離型」です。分離といってもお互いの距離は隣り合っているか、あるいは扉同士の距離が1.5間未満になっているもので、水回りの位置をまとめることでリフォームコストを削減する狙いがあります。
一方、興味深いのは高齢者用のトイレを新規増設する場合、トイレと浴室の距離が離れている「独立型」を選ぶ人が多かったということです。コストはその分割高となりますが、たとえば寝室の隣に独立型のトイレを設置すれば、頻尿で夜中に起きることの多い高齢者の負担や事故リスクを減らすことができます。
高齢になると足腰が弱ってくるため、中腰の姿勢になるトイレの利用が難しくなります。そんなときは座ったり立ち上がったりする時の補助となる手すりを増設したり、和式便器を洋式便器に変えたりすると、排泄時の負担をぐっと軽減することができます。
また、高齢者にとっては用を足した後、振り返ってレバーを引くのはおっくうなものですが、最近はセンサー付きで便器から立ち上がるだけで自動洗浄してくれるタイプのものもあります。さらに扉のサイドに手洗いを設ければ立ち上がる→手を洗う→そのままトイレを出るという一連の動作がスムーズになり、ストレスが軽減されます。
一般的な世帯ではコストの問題から浴室やトイレなどの水回りをできるだけ一カ所に集中させるスタイルが主流となっています。ただ、高齢者は頻尿に悩まされている人が多く、特に夜間に目が覚めて何度もトイレに行く人は決して少なくありません。そのため、リフォーム後は寝室の近くにトイレを設置する世帯が多く、夜間頻尿による高齢者の負担が軽減されています。
実際、リフォーム後における高齢者の寝室-トイレ間の距離の統計(※)によると2m未満の割合が高くなっています。全体で見ても寝室から4m未満のところにトイレがあるという世帯が半分以上となっており、アクセスのしやすさを重視した様子がうかがえます。
自分一人でトイレに行くことが困難な高齢者がいる場合、身内などの介助者が一緒に個室内に入って排泄をサポートする必要があります。ところが一般的なトイレは一人で利用することを想定した作りになっているため、2人一緒に個室内に入ると手狭で、思うように介助することができません。
そこで近年は、介助者が一緒に個室に入って手助けできるスペースを確保する工夫を施している人が多くなっています。 その証拠に、リフォーム前後のトイレの広さの変化を比較した統計(※)を見ると、リフォーム前に1.2㎡未満の広さだった家庭ではリフォームでさらにトイレを広くする割合が高いというデータが報告されています。
なかには2.4㎡以上とかなり広々としたトイレを導入している世帯もあり、介助者が一緒に入っても手狭になることはないでしょう。
従来のトイレは外開きまたは内開きの開き戸タイプが主流でしたが、どちらも開口部が狭くて車いすだと入りにくく、また、取っ手を握って押す、引くという動作は力のない高齢者にとって手間がかかるというデメリットがありました。その点、引き戸であれば車いすでも楽に出入りできる上、開け閉めにさほど力を要しないことから、高齢者でも苦労なくトイレを使うことができます。
さらに高齢者が万一トイレの中で事故・急病を起こして倒れてしまった場合、内開きの扉だと昏倒した高齢者自身の体に引っかかってしまい、救助が遅れてしまうことがあります。特に古いタイプの家では内開きになっているものも少なくありません。
場合によっては命に関わることですので、リフォームを機に引き戸に変えることで事故時のリスクを抑えられるようになります。
トイレのリフォームをするといっても、トイレ本体 の交換のみではありません。床をどうリフォームをするかも重要になってきます。床の材質によって、汚れの落ちやすさ、掃除のしやすさなどが変わってきます。主にトイレで使われている床材は3種類。クッションフロア・フローリング・タイルになります。それぞれで特徴や費用が変わってくるので、自分に合った床材を選びましょう。
トイレをリフォームするにあたって知っておくべきことが、トイレの寸法。トイレには基本といわれる一般的なサイズがあるのをご存知ですか?代表的なトイレの寸法は3種類あります。これを知ったうえで、自宅のトイレの寸法を測ってみましょう。ここでは、トイレの一般的な寸法と、トイレの寸法の測り方について解説していきます。
トイレには主に2つの種類があるのをご存知でしょうか? 1つは後ろにタンクがあるもの。そしてもう一つはタンクレスのタイプのトイレ。現在このタンクレスのトイレは、手の届きやすい価格で、トイレのリフォームをする際にも人気の商品です。ここでは、タンクレストイレの特徴やメリット、デメリットなどを紹介してきます。
トイレのリフォームを検討している方が心配することの1つが、リフォームをしたことによる失敗だと思います。自分の理想とは全然違うものができてしまった。広くしたいと思ったのに逆に狭くなった。仕上がりが酷く、前よりも汚く感じてしまうなど、失敗の種類も様々です。 ここでは、トイレの失敗例について紹介していきますので、ぜひ確認して、自分のリフォームでは失敗しないようポイントをおさえていきましょう。
トイレをリフォームしたいという方の中には、マンションにお住まいの方もいるかと思います。 マンションの場合でも、便座だけ交換したい、便器を丸ごと変えたい、そもそもトイレの内装から変えたいなど、人によってリフォームを したい箇所は様々。
ただし、戸建てと違い、マンションは集合住宅。給水や排水の位置が変えにくかったり、賃貸物件の場合は、勝手にリフォームすることができないなどの制限があります。ここでは、マンションでのトイレリフォームの種類や費用、注意したい点などを紹介していきます。
掃除がしやすい、立ち上がりが楽などの理由で、和式トイレから洋式トイレへリフォームを検討している方が多いようです。このようなリフォームでは、どれくらいの費用が掛かるのでしょうか。リフォームにかかる費用と知っておきたい費用の抑え方を解説します。
併せて、リフォームの流れやリフォーム時の注意点なども説明します。和式トイレのリフォームに必要な知識をギュッとまとめているので、気になる点がある方は参考にしてください。
小まめに清掃をしているつもりでも、トイレの汚れが目立つことはありませんか。トイレの汚れはどのような原因で生じるのでしょうか。また、清潔に保つためにはどのようなポイントに気を付けて掃除・お手入れをすればよいのでしょうか。
これらのポイントを解説するとともに、トイレを清潔に保ちやすくするリフォームのコツを紹介します。トイレの汚れにお悩みの方やトイレ掃除の労力を減らしたいと考えている方は参考にしてください。
水回りリフォームの妖精まわりんが、みなさんに代わって、工事費が安くて信頼性も高いリフォーム会社を大調査!費用の比較や口コミ評判をしっかり調べていますので参考にしてくださいね。